Sunday, October 11, 2009

近況

先週、久し振りにバスケットボールをやったら、フルコートで予想外に40分間ぶっ通しでゲームを続けるから終盤にふくらはぎが攣りまくった。それでも無理してちょっとやってたら肉離れ状態に。

感覚的な肉離れのしくみの解説

筋肉が過度に疲労する
筋断裂を防ぐために筋肉が自ら収縮する(痙攣)
それでも無理してプレーを続けると、当然痙攣したままの
状態なので、足首を固定したまま走ることになる
この状態だと当然動きは遅い
運動中はアドレナリンとか興奮するホルモンが出ていて
痛みはあまりでないが、運動終了後、徐々に違和感が
増してくる
本来の歩いたり、走ったりするときに滑らかに連動して機能していたふくらはぎの筋肉が
ずっと痙攣に近い状態で、筋肉が骨などから離れた感覚になる

人から言われて思ったが、この筋肉が離れる感覚の状態を「肉離れ」と呼ぶのではないか。

今回の私の場合は、肉離れと同時になぜか足の親指がうっ血状態で、爪の下が真っ青に腫れている。5日くらいたって、肉離れは治ってきたが、足の親指は治る気配がない。最終的に、ぽろっと爪がはがれるのではないかという懸念さえある。これは医者に行った方がいいかもしれない。しかし、これは何科に行けばいいのでろう。


それから話は変わり、昨日、「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」を公開初日に観て来た。
非常に見応えのある作品だった。
男女の感情の妙が見事に映し出されていたと思う。
浅野忠信、松たか子も存分に味を出したいい仕事をしていたが、広末涼子が特に素晴らしかった。「おくりびと」よりも存在感がずいぶんと増したようだ。あんな役もできるんだね。


さて、最後に先日終戦を迎えた今シーズンのタイガースの総括。
真弓監督が就任して、新生タイガースとして向かえた今年。
去年の岡田で、逆転で優勝を逃した悔しさがどこか、いい形に働いてくれたら良かったが、戦力はもちろん、モチベーションも明らかにダウンしていたように思う。
やはり、コーチなどの経験が一度もない人物が監督をやると、難しいところがあるね。
ブラゼルが途中加入して獅子奮迅の活躍での盛り返しがなければ、CS出場争いすらできなかったろう。エースの安藤が終盤勝てずに、最後にCSをぎりぎりで逃すところも今年の阪神を逆に象徴していたような気がする。
シーズンを通して、マスクをかぶり大きな成長を見せた狩野と、なかなか勝てなかった能見シーズン後半に一皮むけたのは今年の数少ない収穫だが、このままでは長期の低迷は避けれないのでないか。
成績に陰りの見える金本、新井にはそう長い間主軸を任せられないだろうね。
松井秀喜とかこねーかなぁ。巨人を再生させた小笠原みたいになってくれないかな。
あとは、藤川はメジャーにもう行った方がいいのではないか。明らかに、今シーズンモチベーションが維持できていなかったように思う。阪神ファンとしては寂しいけど、藤川は一回メジャーでやってほしいわ。

Saturday, October 3, 2009

信条倫理と責任倫理

2016年のオリンピックはリオになったようですね。南米初のオリンピックで、よかったのではないかと思います。東京が落ちたのは予想通りでした。2012年のロンドンで環境重視の話はもう実現されるわけで、続けて環境重視と言ったところであまり魅力的には写らなかったのでしょう。しかし、最初に落ちなかったのは、鳩山首相のインパクトが今国際的にそれなりにあることも影響したのでしょう。

さて、最近、進路のことを具体的によく考えるのですが、職業の選択肢として大きく分けて民間と公務員とがあると思います。フリーのジャーナリストや、研究職などはまた別ですが。

マックス・ウェーバーは講演「職業としての政治」の中で、すべての倫理的な行動は「信条倫理」と「責任倫理」の互いに両立できない2つの原則にもとづくと述べています。
信条倫理的とは自らの信条的な原則・忠実さを優先し、結果に責任は必ずしも負わない姿勢であり、責任倫理とは、良き目的を達成するためには悪しき手段もいとわずに、自分の行動に予測される結果に責任を負う姿勢のことを指します。
例えば、全ての戦闘を終わらせるための最後の戦闘は許されるのかといった問題です。こういうことが繰り返し語られることで、戦争は長引いたりします。
または政治家が目的を達成するために、いろいろと策略を企てることです。

良き目的を達成するためにどれだけの悪しき手段が許容されるのかに一般的な答えはないでしょう。
しかし、ウェーバーによると、信条倫理(良き目的)と責任倫理(手段をいとわず予測される結果に責任を負うこと)は相互補完的なのだそうです。とりあえず両方の原則で一度考えてみることは、誠実な姿勢なのであり、何も考えずにどちらかだけで判断するよりもずっとましなのではないかと思います。おそらく実際の判断は、その人の性格や信条などのバックグラウンドに応じて、うまくバランスをとることになるのでしょうが。

私の個人的な話でいえば、自分の大きな目的を達成するためには、まず社会にひとまず出て社会的な経験を積み、自分の実務的な能力を高める必要があると思っています。しかし、最初にどこに就職するのがベストなのかというのは難しい問題です。
民間企業で企業の利益追求のために厳しくやっているところにいくのが、個人としての能力は高まるのかもしれないけれど、あまりにも自分のやりたいこととかけ離れたことになると、どこまでその仕事に没頭し、そのモチベーションを維持できるか疑問で、結局駄目になるのではという気もします。
しかし、公務員は公務員で、一端就職してしまえば、一般的には民間のようにはお尻に火がついた状態でいくということはそれほどなく、馴れ合いが多いかもしれない組織の中で、公共のために尽くすという高邁な精神を維持し、自分で自分を磨いていかなければなりません。

いろんな人のいろんな話を聞きますが、どちらがいいのか判断がつかないですね。
今はちょっと公務員側に傾いていますが、ずっと迷っててもしょうがないのでとりあえず大学院の行き先を早く決めて、卒論をやっていくなかで考えていくしかないですね。
ああもっといろんな人の話を聞くべきかなと思います。